Production Technology生産技術
日泉化学の生産技術について
成形技術は、材料を所定の形状に加工・成形する製造プロセスです。押し出し、射出成形などの方法で製品を形成します。この技術は製品の精度や均一性を確保し、大量生産からカスタム製品まで幅広い用途に適用されます。また、自動車、医療機器、包装など、多くの産業で重要な役割を果たしています。
Production Technology 自動車製品の生産技術
成形技術
発泡成形
- Feature特徴
- 発泡成形とは、発泡剤を加えた特殊樹脂原料を用いて成形品内部に気泡を発生させる技術です。特徴は気泡によって製品の厚みが増すことで剛性UPが可能で、また従来の射出成形と比較して軽量化率が約20%(任意制御可能)となっています。品質面ではカウンタープレス工法を採用し、外観品質レベルも良好です。 部品軽量化によってモビリティの燃費向上やCO2削減に貢献するなど、環境性能に優れた成形技術です。
表皮貼合
- Feature特徴
- 表皮貼合とは、射出成形時に表皮材を金型にセットすることで樹脂成形部品と表皮材とを貼り合わせる技術です。特徴として手触り感や風合いなど様々なタイプの表皮貼合が可能で、また表皮材を後工程で貼り合わせるよりもコストを抑えることができます。
加工技術
自動化の取り組み
- Feature特徴
- 自動化の中でも写真の治具コンは優れもので、製品が治具に乗って機械の中を移動し、ロボットによって加工組立作業がなされます。治具コンラインの導入により、これまでにない省人化・生産効率化を実現しています。
表皮巻き工程
- Feature特徴
- 自動車内装部品の中でも特に加工難易度が高いのが樹脂部品への表皮巻き工程。弊社では長年培った加工技術により、高品質の表皮巻き工程を実現しており、お客様満足度の高い製品を世に送り出しています。
塗装工程
- Feature特徴
- 樹脂部品へ塗装を施すことで、インテリア部品としてよりラグジュアリー感を演出することが出来ます。弊社ではMirror Black塗装など、光沢感を追求した塗装工程を実現しています。
多能工化
- Feature特徴
- 省人化の取り組みとして欠かせないのが、アソシエイトの多能工化です。弊社では屋台生産方式も採用し、アソシエイト一人ですべての組立工程を完結することで、省人化や工程間不具合の削減を可能としました。
開発
加飾
イルミネーション
- Feature特徴
- 光加飾としてイルミネーションパーツも研究開発しています。特に近年流行のラインイルミは、光を流れるように表示したり、多色マルチカラーで様々な光の演出を提案できます。 （詳しくはリンク参照）
特殊製造工法
CVT溶着
赤外線を溶着部に照射し、溶着界面を活性化した後に、加圧振動させながら接合する工法です。 摩擦に伴うバリの発生を大幅に抑えることができ、LCPのような融点の高い材料でも安定して接合することが可能です。 3次元形状にも対応できます。
超音波溶着
高周波の振動を利用して材料の接合面で熱を発生させ接合する工法です。 他の溶着工法と比較し省エネルギーで、運用コスト低減に寄与します。 弊社で独自設計した溶着部設定を用いることで、溶着代を最小化しながらも高い耐圧強度を保持することが可能です。
ガスアシスト成形
金型に樹脂を射出後、不活性ガスを充填することで、成形品に中空部を形成する成形工法です。 一般的なヒケ、反り抑制や中空構造による軽量化が見込め、更には樹脂パイプの成形にも活用可能です。 パイプ外径側面への型内同時穴あけ加工も技術確立しております。
